新
しいコンデジ選び
コンパクト・デジカメ(略してコンデジ)は、ここしばらくはカシオ EX-P700を使っている。
ま
あ、キャノン製レンズ+1.8inch
CCDの700万画素で画質が良く、ファインダーが付いていて撮影し易い、リモコンも付いている等、余り不満は無い。特に明るい所で猫とか撮影する
と、デジタル一眼とあまり変わらない様な解像力の有る写真が撮れる。ただ、サイズも大き目だし、手振れ補正も無いし、しばらく使っているので、そろそろ違
うのを…、と言う気持ちもあり(要はデジカメ病が再発(^^; 何台か買って試してみました。
中古をオクで11000円で入手。
選択理由;Canonの少し前のハイエンド・コンデジの割には安かった。画質的には期待出来るし、手振れも付いているので、EX-P700のリプレース候
補として期待は高かったのだが…
- 小気味良い操作感。応答の速さ。CPUの処理能力の高さを感じる。
- カメラらしい外観。金属製のボディ、ローレット加工された専用のISO変更ダイヤル、ホットシュー等々、おじさんの心をくすぐ
る。(^^;
- しかしEX-P700より更に重くデカくなったので、かばんにちょっと入れてお出かけ、と言う気軽さは更に低下してしまった。
- 更にがっかりした点は、手振れ補正が思った程効かない。良く部屋の中に掛けているちょっと離れた場所のカレ
ンダーで手振れの確認をするのだが、デジタル一眼ニコンのレンズ
18-200mmVRなら望遠端でも確実にカレンダーの文字が止まるのだが、このカメラはISをONにしてもなかなか止まらない。元々EX-P700に手
振れ補正が無いのが不満でこれを買ったのに、これでは意味
が無い。(--;
- 高級機種なのにリモコンの設定が無い。EX-P700には付いていたのに。
- 画質もまあ、こんなもんか、と言う感じ。
【新製品レビュー】キヤノン PowerShot G7
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2007/02/07/5512.html
新品をオクで7000円で入手。ケースとSD 2G付き。
購入理由;以前より価格COM等で、この機種に搭載されている電子式手振れ補正の効きが絶賛されていたし、コンパクトなのも良いなあ、と思ったのでつい購
入した。
- 撮影後、ほぼ多くの状況で手振れ補正処理で3~5秒待たされる。これは手振れ補正の画像処理の為だが、知らないと「なに、こ
れ?」となると思う。まあ自分は知ってて買ったので納得したが… 手振れ補正は噂通り、割りと効い
ている感じ。ただ昼間でも殆どの状況で、手振れ補正の処理が入るので、頻度が多いなぁと思った。尚、画像処理時間は後継機種のP80で2秒位に短縮された
との事。
- 顔認識の精度は悪くない。顔認識で撮影した写真は、拡大再生すると顔を中心に拡大してくれるのが面白い。
- 動画はHDだが、明るさが変わると露出の変化が急で見辛い。
- そんなに安っぽくも無いが、小さく薄く、頼りない。小さ過ぎて自分には持ち辛い。
- バッテリーが持たない。少しいじってると電池マークが減って来る。
- 豊富な機能、携帯撮影モード(縦位置、パンフォーカス)は面白い。
ペンタックス「Optio P70」電子式手ぶれ補正の威力がスゴいゾ!
http://yuji.moe-nifty.com/blog/2009/07/optio-p70-63be.html
中古(展示品)をオクで10500円で入手。
購入理由;TZシリーズは以前からコンパクトなのに高倍率ズームと言う事で興味は有った。最近はコンパクトな高倍率ズーム機も増えて来たが、この機種は元
祖なので熟成されているだろうと思った。
ちなみに広角側が広く、25-300mmの12倍ズームである。
- コンデジとしては大き目な方だと思うが、この位のサイズの方が持ち易くて良い。
- Panasonicのコンデジを購入したのはDMC-FX1以
来だが、昔からの設計のこだわりが見て取れる。電源のスライドSW(誤動作の防止)や、音声付静止画等々。これを選ぶと、通常の画像の他に静止画像に音声
が付いたMOV
ファイルが作成されて、画像のみよりも臨場感が得られる。それと内蔵メモリーに記録するメモモードもある。バスの時刻表とか、メモ代わりの撮影したい物は
このモードで撮影すると便利。
- 画質はCCDサイズが小さいので、特に良くも無いが悪くもない。ISO400迄は許容範囲だが、それ以上だと画像がノイズリダク
ションの関係で画
像が粉っぽくなる。暗くなってからの望遠撮影は感度を上げないとブレるので、画質的には厳しい。縮小すれば可のレベル。レンズは結構良さそうで、望遠端で
のパープル
フリンジも良く抑えられているし、解像感も有る。
- 25-300mmの12倍ズームは便利。ズーム速度は遅め。ちなみに動画撮影時には更に遅くなり、ズーム音に配慮されている。画
質は10Mでも6.5Mでも殆ど変らない様に感じるので6.5Mにしている。この場合ズーム域は更に広がり、25-360mmの14.3倍ズームになる。
広角端も画像の歪みは抑えられている。
- 手振れ補正はコンパクト機にしては結構効く。300mm
でもSS=1/15~1/8なら止まる。ちなみに同じ条件でNikon
18-200VRは1/4でもほぼ止まるので1段位の差はあると思う。
- AUTO
ISOがISO=400までしか上がらないので、暗くなって来た時は手動でISO
800等に設定する必要がある。もう1つ、インテリジェントISOと言う機能があり、こちらだと被写体の動きによってISO=1600迄自動で上がるらし
いのだが、こちらは自分でISOを設定出来ないのが不便。
- 普通、コンデジだと画角は4:3の縦横比の時で表され、3:2等の縦横比にするとトリミングになり画角が狭くなる。しかし、この
カメラはやや大き目のCCDを使っており、どの縦横比でも画角は変わらない。自分は3:2が好きなので、有り難い仕様だ。
- 操作音が煩いのでオフにするとAF合焦音も消えてしまう。操作音だけ消したいが、出来ない点が不満。又、シャッター音は盗撮対策
か、消す事は出来ない。
- 動画は余り使わないが、AVCHDliteと言う1280:720のHD動画。録画は右側の専用ボタンで録画開始終了する。明暗
差が大きい時の露出変化もゆっくりで、ここらへんもちゃんとチューニングされている。
右下のQ.MENUボタンを押すと、撮影パラメーターのショートカットになっており、一覧表示されて変更が可能。良く使うパラメーターが登録されており、
これは
使い易い。パラメーターはブラ
ケット・連射、AFモード(顔認識、スポット、追跡AF等も可能)、WB、ISO、暗部補正、画像縦横比、画像サイズ、動画クオリティ、LCDモード等。
特に望遠端でAUTO
ISOでは400迄しか上がらないのでSSが長くなり、手振し易くなるので、ISOを手動で上げたり、AFをポイントで狙うためにAFモードを変更するた
めに良く使う。
その他では良く使う露出補正、フラッシュ、マクロは十字キーで簡単に操作出来る。再生・録画切替はスライドSWだが、これはボタンでも良かったかと思
う。
その他付属品だが、充電器はコンセント内蔵となっている。DMC-FX1の
頃はケーブルを接続するタイプだったのでコンパクトになった。又、ミニHDMI端子でHDテレビに接続すると、HDクオ
リティで静止画や動画が見られるがケーブルは別売、ここらへんは地デジテレビの普及度合を考えると、そろそろ標準付属でも良いのでは無いか。Vieraリ
ンクにも対応しており、Vieraのリモコンから操作が出来るとの事。今使っているテレビもちょっと調子悪いから、次はVieraにしちゃおうかな…
(^^;
電池の持ちだが、そんなに悪く無く、1日の外出位なら問題なく持つと思う。但し動画を沢山撮るのなら予備があった方がいいかも。
【新製品レビュー】パナソニック「LUMIX DMC-TZ7」
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2009/04/21/10708.html
動画革命を起こす!? 「LUMIX DMC-TZ7」徹底レビュー
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090309/1024463/?P=7
結論
と言う事で3台つかってみましたが、結局DMC-TZ7を今後も使ってみる事にしました。画質は並みだけど、高倍率ズームと良く効く手振れ補正で色々な
条
件で確実に撮影出来るのが良いですね。あとの2台はオークションで手放しました。
一か月程使ってみましたが、やはり失敗が少なく撮影出来る範囲の広いオールマイティなカメラと感じます。バスの中から、気になった店頭の張り紙等を撮影
して、画面で確認すると昼間ならブレ無く撮影出来ています。いや~、便利、便利。(^^;
バスの中から、動物病院の張り紙を撮影しました。ブレが無いので、拡大すればなんとか内容が判ります。
ケースはエレコムのこのケースを購入しました。サイズがぴったりで、落下防止ケーブ
ル、カラナビ、ベルト通しが付いており、値段も安くお勧めです。
(2010.8.26追記)
コンデジの望遠端にしてはなかなか良い描写。
(2012.1.7追記)
Panasonic
DMC-TZ10
後継機種のDMC-TZ10を使う機
会があったので簡単にレビュー。
GPS機能の内蔵、超解像技術、画素数アップ(1000⇒1200万画素)、MEGA O.I.S⇒POWER
O.I.Sへの強化、モードスイッチ位置の見直し等が変更点。
外観は殆ど変化が無いが、グリップ形状変更、GPS内蔵、モードスイッチ位置変更等が異なる。
使ってみた感じでは、殆ど変化は無い。新機能のGPSは、衛星補足に時間が掛かるので余り実用的では無さそう。観光写真等で名称が表示されるらしい。起
動時間はやや早め。しかし、画質は多画素化に伴い、ノイズ処理を強めとした為か、細部描写が落ちている様だ。試し撮りで、室内を撮影した際、TZ7では
写っていた障子の桟の木目が見えなくなっていた。超解像処理については、良く判らず。
気に入れば乗り換えるつもりだったが、上記の様にネガティブな印象が強く(特に画質が低下している点)、TZ7を継続して使用する事としする。
【新製品レビュー】パナソニックLUMIX DMC-TZ10
~GPS機能や超解像技術を搭載。完成度を高めたTZ系最新モデル
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20100316_354909.html
Fujifilm FinePix F300EXR
DMC-TZ7を中古で再購入しました。使用していた
OLYMPUS
XZ-10が、レンズ収納が1分掛かると言う謎の故障を起こしたので、中古で売却、代わりの機種を検討していたのですが、とりあえず、以前使って好印象
だったこの機種を、メルカリで送料込み2200円で購入しました。ただし、レンズ裏にカビありの訳アリ品です。写りには余り影響はない様です。
実はその前にFinePix
F300EXRと言うカメラも購入(送料込みで2300円)しました。こちらもレンズシャッターが閉まり切らないと言う訳アリ品でしたが、kureのシリ
コンスプレーをちょちょいと塗ってやってOKになりました。こちらも高倍率ズームでしたが、性能的に「手ぶれ補正の効きが悪い」「画面外側の画像の流れが
許容出来ず」で、気に入らず売却しました。
それに比べるとDMC-TZ7は古いですが手ぶれ補正は良く効くし、画像も高倍率ズームの割には健闘しており、煩い事を言わなければ十分です。そもそ
も、最近は外出時の撮影はほぼスマホで済ませているので、余り出番は無いのですが。と言う事で、しばらく又このカメラと付き合っていこうかと思います。
<以上、2017年8月28
日>