AIWA TPR-830



 昔欲しかったラジカセ、AIWA TPR-830をオークションで入手しました!\1600+送料でGETです。

 この機種は1976年(*1)発売のステレオラジカセで、今から35年前の製品ですな。当時はオーディオブームで、ラジカセもモノラルからステレオタイ プへの移行時期。当時中学生だった私はBCLラジオ(ナショナル・クーガーNO.7)やモノラルラジカセを使っていましたが、次にステレオラジカセが欲し くなり、そこでこの機種とSONYのZILBAPで悩んで、結局デザインが洗練されていて、派手なTV CM等の影響でZILBAPを購入したと記憶しています。このステレオラジカセ購入後、1~2年程してから単品オーディオを購入、その後ステレオラジカセ は5年程でCD付ラジカセに進化して行きます。ここらへんは、こちらもご覧ください。


左から、入力切替、メーター機能切替&ライト、RECボリューム、ALC、モード、TAPEの各SW

カセット操作ボタン残念ながら押しても機能しません。

BASS, TREBLE, VOLUME, AFC/OSC, BAND切替、SLEEP、の各SW

 デザインはZILBAPに洗練度では負けているかもしれませんが、AIWAとしてはかなり頑張ってきたデザインでした。機能的にはAIWAのこの機種は 非常に豊富です。レコードプレイヤーやステレオマイクでシステムアップ出来るところに惹かれました。デザイン的にもつまみ、スイッチ類、レベルメーター 等、沢山ゴチャゴチャ付いている所が好きでしたね~(^^; まあ、ここらへんはメカ好き男子が好きなツボを心得ていますな、と今見ても思います。

 
ステレオレベルメーター。バッテリー&チューニング表示兼用。これが音楽に合わせて動く様に感動ッ!ラジオのバンドは短波もカ バー。
 
ヘッドホン端子はこの頃は大型でした。となりが外部スピーカー端子。そしてAIWAの銘板が存在を主張しているッ…!
 
側面と裏面。MIC、DIN形式のREC/PB端子、PHONE端子でレコードプレイヤーも繋ぐことが出来たッ!裏面には外部 FMアンテナ端子が有る。
 
カセットホルダーを開けた所。残念ながら動きません。アンテナは2本使うタイプで、これもカッコいいッ!

 入手したブツですが、程度は非常に良かったです。余り使ってない?のではと思います。電池ボックス内の液漏れ等も無し、チューニングランプも点きます。 但しカセットは動きません。これは駆動ベルトがもう劣化しているのでしょうがないですね。それとラジオも入ったり入らなかったりします。スイッチ類の接触 不良かなあ・・ ネットで調べると古いラジカセの修理を引き受けてくれる所もある様ですが、それなりの金額は掛かりますので、どうしますかねぇ… 恐らく 全ての機能を回復すると、当時の新品が買える程修理金額が掛かると思います。以下、当時のスペックになります。

FM・SW・MWステレオラジオカセット TPR-830 stereo 830
 (1976年、当時の定価 \50,500)
システムアップを主張する5.2Wの大出力とフォノ端子。
ミュージックトレイン・タイプⅠへと発展できるStereo 830。
●プレーヤーとカセット、同時スタート・同時ストップもOK
●音の広がりを臨場感豊に演出するMONO/STEREO/WIDEの3段切換え方式
●デッキ性能のきめ手、低ワウ・フラッター0.09%(WRMS)●ALC/マニュアル録音切換OK
●高性能CrO2テープも使えるテープセレクター●他のDIN端子つきステレオ装置とDINコードで接続OK
●指1本の気楽な録音、ワンプッシュ録音方式●AFCスイッチでFM放送の安定受信
●2ホイップアンテナ方式●FM用外部アンテナ/ロッドアンテナ切換スイッチ
●フルオートストップ●キュー/クイックレビュー●CrO2/NORMALの2段切換テープセレクター
●大口径12cmスピーカーを2個内蔵●バス・トレブル独立トーンコントロール
●ミキシング機構●6.3mmφのヘッドホンジャック端子●テープカウンター
●バリアブルモニター●超硬質パーマロイヘッド●スリープスイッチ●一時停止装置●2メーター4ウェイ機構
●VU/ダイヤルライト・チューニング・バッテリー切換スイッチ●AFC/OSCスイッチ
●FM用外部アンテナ端子、録音再生DIN端子、外部マイク端子、リモート端子、フォノ端子、アース端子、
  外部スピーカー端子、ヘッドホン端子、AC 100V端子、DC 9V端子
●3電源●消費電力:16W●電源周波数:50/60Hz
●周波数特性:50~14,000Hz(CrO2テープ)●SN比:53dB●スピーカー口径:12cm円形2個
●寸法:幅445×高さ287×奥行117mm●重量:5.6kg(電池含む)
★ラインイン・アウト端子はありません。

ラジオ・ラジカセ博物館
http://www.geocities.jp/yumesawanachi/radio/aiwa-tpr830.html
初期ラジカセの研究室
http://plaza.harmonix.ne.jp/~ita/1123/aiwa.htm

*1;1976年の出来事はこちら