PIONEER PD-M720



 PIONEERの6連装CDP。リモコン、CDホルダー2個付き。出品後確認していたら動かなくなったのでジャンク扱いでと言う事でタダ同然で頂いた。メカ部分の印刷を見ると’89年の機種だろうか。
 到着して確認してみるとCDを認識しない・・・ 恒例のレンズクリーニングをしようとしたが、ピックアップが見える所に無いので焦る。しかしメカ部宇Bんの上に付いているプラスチック部品にモーターとピックアップが集結していて外せばピックアップが出てきた。しかし掃除してもまったく駄目であせる。が、しかしこの機種はピックアップが上側にある為CDを裏返しでセットする機種だと気が付いた(^^; これでCDの認識はする様になったが後半の曲で音飛びする為、ピックアップ出力の調整をしてみる事に。下の写真の中央左の可変抵抗を調整する事で改善が見られた。CDによってはこれでも怪しいものもあるのでピックアップがもう寿命なんだろうと思う。まあとりあえずこれで様子を見る。ちなみにCDの針飛びは70分以上収録されたCDの最後の曲等で確認し易い。一番外周側なのでトレースが厳しい条件なのだろう。

 CDを入れ替える時のホルダーの動きが悪くて動かない事があった。この機種はチェンジャータイプの為可動部が多く、グリスが固くなっている部分もあったのでクリーナーを噴いて綺麗にしてからモリブデングリスを塗布しておいた。一応これでOKになった様だ。

 メカ部分は車載用CDチェンジャーの流用だろうか。コンパクトにまとまっている。CDは選局するとホルダーから後ろ側に移動される。プラスチックの部品にモーターとピックアップが一体化されておりCDが変わると上下に動いてCDをホールドする様になっている。手前にメモリ保存用の電池が付いているので何かと思ったがこれはCD情報を記憶用メモリのバックアップ電池らしい。CDを入れ替えた時にはメモリクリアボタンを押すと再び全CDをシークして情報を読み出す。多分ランダム再生等でCD情報を得ておく必要が有るためだろうと思う。以前買ったパイオニアのCDPはCD−RWが再生出来たので期待したが、残念ながらこの機種では読めなかった。と言う訳で修理一応完了!