AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18〜200mm F3.5-5.6G(IF)



 広角から望遠までカバーする11倍の高倍率、手ブレ補正付きのレンズ。発売後暫くは品不足の状態が続いた。D200と同 時に入手。

 ズーム倍率の高いレンズにしては解像感も高くなかなか描写が良い。更に接写レンズを付けるとテレ端で1/2倍程度のマクロ撮影が可能と、これ1本で殆ど の撮影に対応出来る。しかもマクロから望遠迄4段分の手振れ補正が効くスーパーレンズ。やや描写が甘い気もするが、上記のメリットを考慮すると外せない1 本で、現代の(機能も含めた意味で)名レンズと言えると思う。

 手ブレ補正は4段分の補正があるVRU。これは例えば夕方や室内でシャッター速度が1/10秒だとほぼ確実に手ブレが起こるが、4段分の補正があると 1/160秒レベルの手ブレ確率となるので、ほぼ手ブレは発生しないと言う事。試しに室内でVR有無で撮影してみた(下図)。キクねえ〜!って感じだ。


シャッター速度 1/10 望遠端で撮影。左がVR有り、右がVR無し。しっかり構えたけど、これだけの差がある。

 欠点はやや重いのと、中途半端な位置にズーミングしたままだと、下を向いた時に鏡胴が伸びてしまう。ワイド端にしておけば伸びないが忘れる事もある訳で、実際には歩いてい ると伸びている事が良く有りこれが結構イヤ(^^; まあ、これはこの手のレンズの宿命とも言えるが‥

 で、一度手放したんだけど、やはりその多機能さが忘れられず再度入手。今度は対策としてネットの情報から、幅広の輪ゴムをズームリングと鏡胴部分に掛かる様に掛けてみた。 ズーミングの時に少し抵抗感が出るが、伸びる事は抑えられる。新型ではロック 機構が付いたが、ロック機構をいちいちセットするのも面倒なものなので、適当な輪ゴムが見つかればこちらの対策もしておくと良いでのは無いだろうか‥

 新 型の値段はネットの安い所で5.7万円位(’10.4現在)で買えるので、以前に較べたら大分買い易くなった。ユーザーが多いからだろうけど故障の話も割りと聞くので、今 から購入するのだったら、新型を長期保証有りの店で買うのが良いかもしれない。


こんな感じです。赤い輪ゴムをズームリングと距離指標の間に掛けて回転の抵抗とします。