OLYMPUS E-10


 8月18日、会社の帰りにハードオフに寄って掘り出し物をGET!しました。 カウンターの横に置いてあったのが、これ。
 http://nice.kaze.com/e-10.html

 古いので、今更余り実用性は無いのだが、まあ、趣味で(^^;
 これがたったの千五百円。なんでも液晶が写らないとの事。しかし、後で確認したらしっかり写りました。基本的に今のデジカメと違って、ボタンを押さない と写らないのよね。あと62mmのMCプロテクターフィルターと、64MBのCFカードが入っててお徳でした。

☆E-10開発者インタビュー
 http://www.digitalcamera.jp/report/E-10/E10-interview-index.htm

 これを見るとかなり力を入れて開発した機種と言う事が判る。

 時期的には自分の使った事のある機種だとCASIO QV-3000EXやSANYO DSC-SX560なんかと同時期の機種だ。ただそれらの機種とは明らかにクラスが違う。クラス的にはMinoltaのDimage7やA-1なんかが近 いと思うが、それよりも上だと思う。


<特長>
1.ファインダー
  特筆すべきはファインダーの良さ。ファインダー画像はCCDに入る光を分光するので、CCDサイズに比例して像も小さくなる。しかしこの機種は 2/3inch CCDだが、拡大して像を大きくしている様で、最近買ったD60と同等レベルの像の大きさ。しかもプリズム特有の写りの良さでD60より ファインダーの出来は良いと思う。
2.レンズ
 レンズはF2.0 - 2.4の4倍ズームでEDレンズ使用。ズームレンズとしてはかなり明るく、コストが掛かっている。よって小CCDサイズにも関わらず、かなり大きいレンズ となっている。ズームの感触は通常の一眼レフ用レンズと同様スムーズ。AFは明るい所では瞬時に合うが暗所では迷う。これはE- 300でも感じたが… 
3.ボディその他
 ボディは金属製のシボ塗装でずっしりしており、持った感じは金属製カメラ特有の冷たさがあり高級感有り。重量もズッシリだが… スイッチ等のレイアウト はロータリー式の電源スイッチ等、同じOLYMPUSのE-300に似た所が有る。
4.画質
 画質は流石に悪くない。1000万画素と比べると解像感の差を感じるが、レンズが良いせいか素性の良い写りをする。

<欠点>
 欠点としては、起動時間が少し遅い、再生時画像表示や拡大が非常に遅い、電池が単三4本だと持ちが余り良くない(CR-V3電池が使用可能で、これを使 うのが本来の姿か)、等々。ここらへんは年代的にしかたないと思う。


 コストの掛かる光学系を奢った、当時のOLYMPUSの技術を集めた機種だと思います。古いが流石20万円位したカメラだけあり、触って満足してます。 (^^;