MINOLTA DIMAGE Z1
以前から高倍率ズーム・デジカメが欲しくてオークションで物色していたが、最近この機種がモデル末期で処分価格に
なって来たのに加え、今Yヨドバシで実施中のセールで「ベイスターズが勝ったら翌日勝ち点差分をポイントアップ!(上限5ポイント)」と言うのがあり、一
昨日ベイスターズが9−4でヤクルトに丁度5点差で勝ったので衝動買いしてしまいました。¥34800に元のポイントが20%+5=25%で購入出来まし
た。ポイントはその後携帯の買い換え費用で消費。
この機種を選んだポイントはまあ、ライバルに比べて値段が一番安い!と言うのが一番なのですが(^^; 性能的にもなかなか優秀です。高倍率ズーム機は
レンズの大きさもあってか、起動時間が遅いとかレスポンスが悪くなりがちですが、この機種は起動時間2秒程度と3倍ズームデジカメ並に高速です。それと撮
影のテンポが非常に良くて、撮影するのが楽しいデジカメです(これが結構重要)。ここらへんの気持ち良さはA/F合焦の速さ、シャッターのタイムラグの短
さ、シャッター音や次の撮影可能になるまでの間隔等の相乗効果で感じられるのだと思いますが、トータルでの味付けはやはりカメラメーカーの得意な所でしょ
うか… スイッチ類の操作性もなかなか快適です。ちなみにA/Fは「マッハジェットAF」と命名され合焦の速さを売りにしています。これは通常のコントラ
スト検知(CCD上のコントラスト比が最大になる様に合わせる)に加え、赤外線フォーカスも併用して実現しています。同じく早いAFを売りにしているリ
コーのCaplioG4でも採用している方式です。画像ではちょっと見えませんが、レンズ上のにユニットがあります。
手に持った第一印象は「華奢だなあ…」と言う感じ。 通常のカメラの様な箱形形状では無く、レンズユニットと電源ユニットを繋いだ様な形なので落とした
らバラバラに分割しそう… それに加えプラスチックの筐体なので電池が入っていないと凄く軽いし。色がシルバーってのも華奢に見える一因かと。
こ
ちらの方で皮のグリップカバー等を売っているので、今度買ってみようかなと思っています。 デザインですが、なかなか独創的な形で好き嫌いが分か
れそうですが、機能本位のデザインで私は結構好きです。AFの名称にちなみ?レンズユニット部分はジェットエンジンのノズル部分をモチーフにしているらし
いです。確かにそんな感じではあります。それとサイズは実物は結構小さめでした。
電池はグリップ部に単三4本が入る様になっています。単三四本は重くなりますが、有る程度重い方がブレ防止にもなるし、電池持ちや入手性も良いので私は
好きです。
電池を除いた本体がプラスチックで軽いので、電池を入れて丁度良いかも。電池の持ちですが、とりあえず付いてきた金パナを入れて使っていますが、二日間い
じって遊んでますが、未だ問題無いですね。アルカリ電池でこれだけ使えるならなかなか良さそうです。ネットの評判を聞いても電池の持ちはかなり良いそうで
す。
追記(7/3)…一週間程毎日10枚程撮影して、PCに転送したり、いじってみたりしてますが、未だ電池持っています。アルカリ電池と
してはかなり持ちが良いと言えると思います。
10倍ズームと言う事で気になるのが手ブレですが、残念ながら手ブレ防止機構は付いていません。大体”1/焦点距離=手ブレが起きないシャッター速度”
だそうですが、この機種は10倍ズーム時は380mmですから、手ブレしない為にはシャッター速度は1/400s程度が必要になります。快晴の屋外であれ
ば可能ですが、「フラッシュの届かない距離の被写体を室内で望遠で撮る」と言った場合は厳しいですね… ま、この点は他のデジカメでも同じなのですが、こ
の機種は高倍率ズームなので問題が顕著に出るかと。その為か、外部ストロボ用のホットシューも装備されています。後、暗い所でのノーフラッシュの撮影で
は、自動ゲインアップで結構ノイズが目立ちます。このデジカメは室内撮影はなるべくフラッシュを使った方が良いと思います。こう言った状況の画質は以前
使っていたQV−3000より落ちますね… レンズの明るさ、CCDの大きさいずれも不利ですので。
連続撮影モードと言うのがあり、シャッターを押しっぱなしにすると、連続で0.5秒間隔位で連写してくれます。300万画素モードで7枚、XGAサイズ
で15枚位連写して、その後30秒位掛けて記録しています。丁度一眼レフのモータードライブの様な感じで、なかなか心地よいです。
メニュー画面の設定項
目詳細についてはこちらにまとめました。
SDカードスロットとUSB端子、上面部です。HOTシューには普段はカバーが掛かっています。
左側が交換前、右側が交換後です。交換前は上下のシャッターの隙間から光が漏れています。
メモリーはSDカードで横の蓋を開けるとカードスロットとUSB端子があります。USBケーブルの差込が少しきつ
くて、最初入りきっておらず通信しないので悩みました。外部ストロボ用のホットシュー付き。自動調光に対応するのはミノルタαシリーズ用でデジカメにも対
応した物だけだそうです。モードダイヤルはポートレート、スポーツ、遠景、夕日、スローシンクロのモードと、PASM(プログラム、絞り優先、シャッター
速度優先、マニュアル)があります。ストロボは手で引き出して使う様になっているので、収納されたままだとストロボボタンを押しても反応しません。最初
「故障か?」とちょっとあせりました。(^^;
特徴的なのが液晶モニターの機構です。液晶モニターをビューファインダーと兼用しており、ビューファインダーモード(下のダイヤルの状態)にすると、液
晶が奥に倒れ、ミラーを通してビューファインダー内に画像が投影されます。その際、液晶の窓はシャッターで隠れます。これがちょっと調子悪くてシャッター
が上手く動かない時もあります。ネットでも同様の症状の人が結構いる様で初期交換するかちょっと悩み中なのですが… 個人的にはこういうのは好きですが、
壊れ易そうなギミックではあります。
<サンプル画像>
標準画角と、3倍ズーム相当時(1/400, F5.6) (1/640, F5)
10倍ズーム時(1/800, F5) (同右)
3倍ズーム時に比べ、これぞ望遠!と言うレベルの写真が撮れます。手前で工事しているマンションのクレーンのメー
カー名迄ハッキリ見えるのにはビックリ!望遠側のシャッター速度が早くなっているのは手ブレ対策のプログラムでしょうか。晴天だと手持ちでも問題は無さそ
うです。 一方、室内ではやはり望遠を使うとブレが出ますね。本体が小振りでグリップ部も少し小さいので、ホールド易くする為に、皮のグリップカバーを
買ってみようと思います。
追記(6/27)…結局初期不良で交換して来ました。店頭で「先日買ったが、調子
が悪い」と告げて動作を見せた所、即座に「これは変ですね。交換しましょう」となり、新品をその場で動作確認してOKだったのでそれと交換して来ました。
しかし家に帰って良く見てみると、最初に購入した物にはシール(”10倍ズーム”とか書いてある)が張ってあったのが、これには有りません。ちょっとだけ
ホコリが付いていた気もするし… ひょっとしてこれはメーカー再調整品?初期不良のお客さんにはこれを渡している?… まあ、メーカーでしっかり調整され
ているなら、それはそれで良いですけどね。
ちなみに今度のはシャッターの動作も確実で、前のは上の写真の様にシャッターが閉じても少し隙間があって、液晶の光が漏れていたのですが、これは隙間が
開いておらず光が漏れません。ムム…やはり前のは動作不良だったのか。こういう機構は不具合が出がちなので、しっかり作って欲しいもんです。量産で問題が
出る位なら、余り凝らないで欲しいと。 気のせいかUSBのコネクタの抜き差しもスムーズな様です。
あと、ホールド感を良くしたいので、上記のグリップカバーも注文しました。到着したらレビューします。
追記(6/30)…注文してい
たグリップカバーと鏡胴カバーが届きました。それと
SDメモリーカードも注文しました。
革製のグリップカバーで、しっとりした材質でグリップ感が良くなりました。SDカードの方はトランシェンドと言うメーカーの45倍速の物を購入してみま
した。ベストショット撮影で6枚撮影(700KB@枚)した後の記録時間を標準添付の東芝の16Mと比較してみた所、東芝の6.5秒程度に対し、2.5秒
程度で記録終了しました。以前DMC-LC40でPanaの256MB(高速タイプ)と16MB(低速タイプ)を使って同様の比較をした事があるので、比
べてみると以下の様になります。