AF35-70mmF4



 α100を購入後、ミノルタのαレンズもオークションでチェックする様になった私。格安で出品されていたこのレンズ、競り合いも無く500円で落札した が、落札後出品者より「再度確認したらカビが生えていた。郵送料支払って貰えば、無料で譲ります」との事。貰える物は貰う主義なので(^^;頂きました。 定形外送料+振込み手数料で500円で入手出来ました。

<SPEC.>
 スペックについてはこちらを→http://wiki.a-system.net/index.php/FrontPage
 特徴としては単焦点レンズ並にコンパクトな35-70mm, f=4通しのレンズである。filter径はφ49。最短焦点距離は1m弱と長いが、macro swによりMFながら最短0.35m、拡大率1/4での撮影が可能だ。到着した物は確かにカビが生えていた。レンズ全面に渡っており撮影に使用出来ないレ ベルと判断し、駄目元で分解清掃を行った。

<分解>
・準備した物
 時計ドライバー、鶴口ピンセット、瞬間接着剤、レンズ清掃用具等

・手順
1.前面化粧パネルを外す。時計ドライバーでこじると簡単に外れる。その 下の3本のビスを外すと前玉のユニットが外れる。プラスチック鏡同を押さ え付けて 径を広げ、ユニットを取り出す。

2.レンズ後ろのプラスチック製の板を、3本のビスを緩めて外す。接点端子板のビス2本も外してプリント配線を切らない様に取り外す。

3.レンズ後から、中玉&絞りユニットを取り付けているビス3本を外す。ユニットが前側に抜けるので、手で抑えて落ちない様に注意しながら作業す る。この レンズの特徴として、レンズユニットと絞り羽根が一体化されたユニットになっている。(左写真)

4.カビの清掃。ユニット組み付け後触れなくなる中玉の内側を重点的に行う。

5.絞り羽根を大体全絞り位置にセットして、再組み付けする。ビス留め前に絞り羽根の動作を確認する。中玉の前側のレンズ清掃し、レンズ後の板の組み付 け。

6.前玉ユニットの内側を清掃後、取り付け。中玉前側に当たらない様注意。最短焦点位置にリングを回して取り付け無いとフォーカスリングが動かな くなる。取り付け後外側のレンズを清掃して完了。

 以上、カニメ等の特殊工具が無くても慣れれば割と簡単に分解出来ました。
<使用感>
 最短撮影距離の短さから室内で撮影するには、macro sw=onでのMFを多用する事になりちと面倒。しかし描写は思ったより良いと思う。ミノルタっぽい様な‥(良く判って無いですが)