マザーボードとCPUの交換
EPOX 8KTA3 + AMD ATHLON 1.2G

我が家のメインPCはセレロン533と言う今となってはかなり古いスペック。WEBブラウズ位では特に不満は無いのだが流石にちょっと重さを感じる様になってきていた。 で、とりあえず安くマザーとCPUをアップグレードしてみようと思っていた。で、先日オークションで格安のマザーとCPUのセットをを入手出来たので交換に取りかかる事にした。

<購入した物>
CPU;Athlon(サンダーバード)1200MHz(バルク)、製品No A1200AMS3C、AXIA0119APEW(L1クローズ)*コア欠けがあるが作動はOKとの事。
マザー;EPoX AMD系マザーボード 8KTA3。マスターシード正規輸入版。
CPUクーラー;CoolMaster社製のEP5-6I51(GRANBLUE)、AMD推奨品

購入したのはEPOXの8KTA3と言うAMD用のマザーボードとATHLON 1.2G(サンダーバード)のCPU。
なぜこれを買ったのかと言うと、まあ衝動買いなんですけど・・(^^; 周波数クロックの割に安く購入出来たがATHLONと言えば電力消費が大きい事で有名、はたして今の電源(230W)で使えるのか一抹の不安があった。さらにコアがむき出しのため欠けも起こりやすいとか、VIAのチップセットはインテル製に比べ安定度はどうか等々・・・ちょっと不安はあった。逆にメリットとしては、インテル系のCPUに比べると同一クロックで結構安くそろえられる事。実際今回入手した物も2年位前の製品だがマザーとCPU一緒に格安で入手出来た。あとこのマザーのメリットとしてはメモリにSDRAMが使えるのとISAバスが1本あること。メモリーは今使っているSD-RAMが流用できるので新たに買う必要が無い。まあ、これはDDRに移行してSDRAMをまだ価値があるうちに売ってしまったほうが良いのかもしれないけど。それと今LANカードがISAバスの物を使っているのでそれもそのまま使う事が出来るのも、わざわざ買わなくてすむのでちょっとうれしい。
その他の特徴としては、チップセットはVIAのKT133Aと言うFSB=133対応の物。クロックアップの細かい設定が可能(FSB、CPU倍率、駆動電圧等)な事。AMDのCPUはコア倍率可変なのでセット出来る範囲が広くて良い。又ネット上での情報だがメーカーでは正式対応していないがCPUももう少し上のクロック迄対応出来そうだ。

<交換作業>
まずマザーボードにcpuとクーラーを取り付ける。コア欠けありだが動作問題なしとの事だったのだが、確かにコアの一辺が欠けている。クーラーを取り付ける時に斜めに当たると欠けるんだろうな。とりあえず運の良い事に動作問題なしとの事なので、これ以上進行させない様に注意してクーラーを取り付ける。シリコングリスを塗ってクーラーをセット・・・ もっとも緊張した瞬間。クーラーのセットする金具のテンションが結構強いのでひやひやしながら作業してなんとかクーラーを取り付ける。この段階では未だCPUが無事かどうかはわからない。
次に今まで使っていたマザーと交換。PCケースがマザーを引き出せる引き出し式の構造になっているので、作業がしやすかった。グラフィックボードとFDD、CDD等基本的な物のみ繋いで電源を入れてみると無事BIOSが立ち上がった。良かった〜!(ホッ)(^^;
BIOS立ち上げ時に確認したところ、FSB=100MHZ*9で900MHZ駆動の状態であった。これはメモリーの一部が100MHZ仕様の為だ。133にするにはメモリを買い換える必要があるが、今更SDRAM買うのもなあ〜、と言う訳でとりあえずFSBはこのままでCPU倍率を*12にする事にした。

次にOSのインストール。XPのCD−ROMをドライブに入れて起動。以前使っていたHDDをフォーマットして新規インストールする。今まで使っていたHDDはデータ移行の間はいじらず残しておく事にする。やはりHDDが二台あると何かと便利だね。
インストールが終了した後、まずVIAの4IN1ドライバ、USBドライバ、オーディオドライバをインストール。グラフィックドライバーを入れる前にこれをインストールする必要があるそうだ。よってこのドライバは事前に最新版を入手しておかなければいけない。これに限らずドライバー関係はネットで事前に入手しておいた方が良い。

途中で発生したトラブル。
1.LANカード認識せず。
PnP対応のカードのはずだが、認識せず。マニュアルでも駄目。もしやと思い刺さっていたLANケーブルを外したら認識した。
2.途中で一度BIOSが立ち上がらなくなって非常に焦った!
BIOS checksum errorと言う表示がでてビープ音が鳴り響く。何回再起動しても駄目。電池を抜いてCMOSクリアしたら復帰した。焦った、壊れたかと思った・・・
3.BIOSをふと見るとCPUの温度が60度!迄上昇していた。
元々電源FANの音が五月蠅かったので出口を段ボールで塞いでいたためか。早速外す。でも、排気温度が結構高いのでやはりCPUの発熱量は多そうだ。

1.5日かけて、現在はほとんどもとの環境に復帰しました。感想としては動作が明らかにキビキビして快適になったってところですね。(^^;

<その後の顛末>
旧HDDから新HDDへのデータ移行も終了し、そろそろ元のHDDにシステムドライブを戻そうと考えた。
それは、前使っていたドライブの方が新しくて大容量だし、計測ソフトで転送速度を測ってみた所、やはりかなり早い事が判ったからだ。元々OSを新規インストールする為、仮のつもりで古いHDDにインストールしたのだった。

で、今度はこのシステムドライブをそっくり元のドライブに移動しようと考え、方法を検討した。今度はファイルシステムがNTFSなので、以前使っていたDRVCPY(ドライブ丸ごとコピーソフト。FATシステム専用)は使えない。市販のソフトでNORTON GHOSTやDRIVE IMAGEと言うのを使うと出来そう(しかもパーテーション容量も変更出来たりして便利そう)なのだが、やはりケチなので(^^; 金の掛からない方法を探した所、IBMで配布しているDISKMANAGER2000と言うソフトでNTFSフォーマットドライブの丸ごとコピーが出来ると言う事が判った。このソフトは現在はIBMのHDD部門が日立に売却されたために配布されていないが、ファイル名(dm2000.exe)から検索してとあるFTPサイトからDLした。ところが色々やっているうちにPCがハング、OSのインストール、アンインストールを繰り返していたら何故かシステムのドライブがEドライブになってしまった。

アプリの大部分はCドライブがシステム前提になっているので非常に調子が悪い。結局レジストリを操作してなんとか修正して元通りになった。それとOSのインストールの途中で「このOSはインストールの回数が許容を越えましたのでMSのサポートに電話して新しいインストールIDを貰って下さい」と言う様なメッセージが出た。電話したらどういう状況なのかを根ほり葉ほり聞かれたよ。

と言う訳で結構疲れました。なんか・・・無駄な労力だったよなあ。。(--;