パリ出張記

2月20日〜3月2日にかけて、又パリに出張に行って来ました。

20日日曜日

 出発初日。今回は特にトラブル無く空港に行きつく。しかしANAのチェックインカウンターが大混雑していて、ここで30分位待たされる羽目となる。う〜ん、ビジネスクラスのカウンターは空いているのにエコノミーだけ混んでるんだよな・・くくく・・・ 今回は始めて1人の出張じゃ無いので、気が楽(^^;

 機内で例の如く映画を見る。今回は名前忘れたけど、内容はこんなの。”休暇で湖畔に来ていた夫婦。ボートで湖上に出たが、朝起きた妻が見た物は大量の血痕、そして夫は消えてしまっていた・・夫殺しの罪を着せられた妻だが、実は夫はまだ生きており、保険金目当てに嵌められた事を刑務所で服役中に知る。合衆国の法律では一度犯した罪で2度裁かれる事は無いと言う事を知った妻は今度は本当に夫殺しの復讐を行う事を決意する・・”と言う物。う〜ん、面白いんだけど、夫がそういう犯罪を思いついた背景描写が弱い気が。あと状況証拠だけで、殺人犯人にされちゃうって所にちょっとリアリティが無いかな?もう1本はエディーマーフィー主演のコメディー。金の無い映画プロデューサーが、なんとかして映画を作ろうとするが、金もコネも無い。そこでスターをカメラで盗み撮りして無理やり映画をでっち上げる事を思いついた、と言う物。なかなか面白かったっス。エディーマーフィが演じる神経症のスターが面白い。

 ・・・で、12時間後にCDG到着。そこからタクシーで1時間半、ホテル到着。このホテルは湖に突き出た様な立地に立っており、なかなかおしゃれ。一応3つ星ホテルであった。あとかわいい犬がいた(^^; 飯を食べていると横に来てちょこんと座っておねだりする。

 

ホテル外観                                                ホテルの犬



23日水曜日

 本日は仕事は俺の出番が無いので休み。パリに観光に行った。近くのバランコート駅と言う駅からPERに乗る。PERって言うのはパリ近郊の郊外とパリを繋ぐ路線の事。1時間弱でパリに到着。今まで行って無い所に行こうと思い、モンマルトルの丘に行く事にして、パリの北駅で降りる。モンマルトルにはセントサクレ寺院と言う白い聖堂が有り、ここからはパリが一望に見渡せる。なかなかの眺望でありました・・ 

 その後又電車の乗って街の中心の方へ向かう。コンコルド広場に観覧車が出来ていた。ちょっと見ているとこれが結構怖くてなんかユラユラ揺れている気がする。しかも回転が均一で無く止まったりいきなり急スピードで回り出したりする!マジで結構凄いスピードだ。中に乗ってたら怖いだろうな〜。普通観覧車って遊園地の中でも安全な乗り物だけど、ここのはスリル満点だ。

 

バランコート駅                                        セントサクレ寺院

 

モンマルトルよりパリを望む                        コンコルド広場にある大観覧車

  いつもの如くお土産を物色。ガラスの置物(食器のミニチュア)を毎回買っているので、今回も購入。今回はたまご形で真中の蝶番を開くと中にナイフや皿、ナプキンを置いてある奴を買いました。結構高いんだよね〜。旅先で気が大きくなって無いと買えないぞ、こんなの。(^^; あとは適当にぶらぶらして又電車で帰りました。帰りにちょっと路線を間違えて焦ったけど。
 

26日土曜日

 今日は仕事は午前中で終わりで、午後からパリへと移動。ホテルに荷物を置いて会社の人と観光へと繰り出す。まずラーメン屋に行ってラーメンを食べる。以前食べたラーメン屋じゃ無くて新しく出来たラーメン屋に入る。満腹セットと言うのを注文、中身は普通のミソラーメンとチャーハン&ギョーザセットだけど。いや〜、やっぱ久しぶりに食べるラーメンは美味かったね〜

 その後会社の人が買い物に行くと言うので付いていく事にする。ブランド物の店ばかりに入るのでだんだん疲れて来た・・俺はそういう趣味が無いからなあ。しかし、ルイビイトンやらプラダやら日本人ばかりで閉口する。9割位は日本人じゃ無いか?う〜ん、なんか恥ずかしいぞ。さんざんブテック周りをしてホテルに戻る。

 泊まったホテルはコンコルドラファイエットと言う高級ホテル。普通に泊まると1850FF(3万5千円位?)と凄い高額だが、仕事先会社のスペシャルプライスで取って貰ったので990FFと約半額にして貰った。(^^; ありがたや。

 夜は近くの日本食屋で寿司を食べる。鉄火丼が125FF(約2400円)と高いが、これでもメニューの中では安い方なんだけどね。ネタは割と美味かったがご飯がタイ米の様な長粒種でちょっとパラパラ感有り。

 こちらの食事は昼の社員食堂でさえ日本人から見るとすごいご馳走で、”うちの社員食堂もこの位になればな〜”なんて言うんだけど、近くに日本食屋があるとつい行ってしまう。値段が高くて味も日本より落ちる事は分かっているのに・・・性よのう。

 

ホテルコンコルド・ラファイエット                        ホテルよりの夜景

27日日曜

 今日はパリの商店はほとんど休みなので、ルーブル美術館の見学に行った。日曜は見学料金も安く、普段は45Fに対し26Fとなっている。ルーブル美術館に入るのは実は始めてだったのでちょっと嬉しい(^^; 中はかなり広くて絵画、彫刻等が地区別(ヨーロッパ各国、アジア、メソポタミア等)、年代別に分類されている。それぞれはっきりと特徴が分かれていてなかなか興味深い。とりあえずミロのビーナスとモナリザは押さえときました(^^; 

 ハンムラビ法典も見たかったが丁度メソポタミア文明コーナーがCLOSEになっていて見れなかった。残念・・ モナリザもやっぱ本物は違う・・気がしたが、人だかりが多くて近づけなかった。ただここにこんなに美術品が集まっているのも、過去に戦利品として集めたんだろうな〜と思うとちょっと複雑な心境ではあります。

 その後美術館でデジカメを床に落としてしまうアクシデント発生。(;_;)横側から落ち前面と後面ケースの間に隙間が開いてしまった。一応その後も撮れてはいるみたいだが・・・は〜

 

モナリザを囲む人々                                NIKEの女神像

 今回はこれも始めて地下鉄(メトロ)に乗った。ガイドブックを見たらスリとか結構危険と書いてあったので、今までは一人で来ても乗ってなかったんだよね。今回は他の人も居たので安心して乗れた。こちらの地下鉄はタイやが普通の車と同じゴム製!騒音は静かな気はするが、グリップが良すぎてカーブや加減速時のショックが結構デカイ。日本の地下鉄のつもりで立ってるとちょっと危険っす。

 あと確かに何人かで乗る分には危険を感じないけど、分かれて一人になった後は危険だな〜って感じがするね。乗ってるのは普通の人が大部分なんだけど、時々日本と同じくバカ者が乗ってくるからね。こういう奴らが近くにいると危ない。駅は機関銃を持った兵隊さんが見回りに回ってるしね。やっぱパリは結構危険かも。

 ルーブル内の店でサンドイッチを食べた後、徒歩でノートルダム寺院へ。その後ポンドウビー・センターと言う現代美術館へ行く。ここはその建物事態が奇抜な外観で、赤青黄色の原色のパイプと透明なチューブの様なエスカレーターに特徴がある。中には入らなかったけど・・・その後地下鉄に乗りエッフェル塔へ。今回は上ろうと思ったけど、エレベーターを待っている人の列が凄かったので断念した。階段なら待たずに登れたんだけど、大変そうだしね。。ちなみに一緒に行った人は”ここまで来たんだから登る!”と言って階段で登ったらしいが、最初の展望台迄登って疲れたのと時間が無くなったので帰ってきました。俺は先にホテルに帰ってビール飲んでました(^^; 

  

ノートルダム寺院                        ポンドウビー・センター

  

エッフェル塔の前で                    ゴムタイヤのメトロ

 一緒に出張に来ているウチの課長がホテル近くをぶらぶらしていた所、怪しい兄ちゃんに声を掛けられたそうな。で、ちょっと受け答えしてたらいきなり後ろから私服警官に羽交い締めにされて”are you japanease マフィア?"と言われバッグの中身を調べられたそうな。最近日本のヤクザがパリでコカインの取引をしているそうで、まあ確かに不精ヒゲ伸ばしてカバン持ってたので、間違えられてもおかしく無いが・・・ 俺も一緒にいたらヒゲ面二人で余計に怪しまれただろうな。(^^;  

 この日は夕方又最初のホテルに移動した。最初電車で行こうと言う事で移動したが、パリの地下鉄はエスカレーターが無い所が多く、デカイ旅行カバンを持っている人達が途中でギブアップ。しょうがないのでタクシーを利用する事にした。本当は俺だけだったら電車で行く所だったんだけど、この日は皆に合わせました。

 PS.街のあちこちに彫刻の真似をした人とかが立っているんだけど、今回は新顔でツタンカーメン像の真似をした人が沢山いた。お金を入れるとお辞儀をする様が妙に可笑しい。(^^;

 

町のあちこちに立っているツタンカーメン像(^^;

29日火曜

 やっと仕事が終わった〜!帰れる〜!帰りはCDG(シャルルドゴール)空港では無くオルリー空港から出発し、ロンドン経由の便となる。この2つの空港は丁度成田と羽田の様な関係らしい。国際空港と国内空港と言う位置付けらしい。空港のすぐ近くを道路が通っており、間近でコンコルドが見れた。う〜む、美しい・・・ 出張最終の宿はオルリー空港近くのibis。チェーン店のホテルでなかなか庶民的。値段も安い!

30日水曜

 帰国の便はBA(BRITISH AIRLINE)で直行便では無くロンドン、ヒースロー空港経由で成田帰国となる。ヒースロー空港は免税店が沢山あってなかなか良い。BAは初めて乗ったが映画が吹き替えじゃなくて字幕だったのと、機内販売の内容がいまいち乏しかったのがマイナスだな。あと機内でカップラーメンが食べれるのは良いんだけど、韓国製みたいで、麺がベビースターラーメンみたいに細切れになっている。余り美味しくなかった。ただパリを立つのが朝10時で、日本に着くのが朝8時半と、着いてからゆっくり休めるのはいいかも。

 しかし今回の出張は今までとは違い一人じゃ無く人数が多かったので、気が楽とか助かった面も多かったが、逆に気を使ったり、他人の我侭に付き合わされたり等ストレスが溜まる事も多かった。。 更に又近々出張がある雰囲気もあるので、帰って来たと言っても余りパッとしなかったりする・・

後日談

 後日会社で聞いた話だけど、同時期にやはり別の仕事でフランスに来ていた人がいて、その人がシャンゼリゼ通りでスリにやられたそうな。変な男が靴がぶつかったと因縁を付けて来て胸を2〜3回押してどこかに行ったそうな。その後懐の財布が無くなっているのに気が付いたそうな。おいおい、そこは俺も何回も一人で歩いた所ですぜ!やっぱり用心して歩かないかんなあ。俺も被害に遭ってないのは運がいいだけって感じだ。

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