その他CDプレイヤー
【KENWOOD_DP-7010】
ボンネット裏に共振止めの鉄板接着済み。足周りはサスペンション構造になっている。もっともそのお陰で振動に弱い気もする。
音は刺激の無いアナログっぽい厚みの有る音。クリアに、力強く聞こえる感じだ。CDプレイヤーでこれだけ音が変わるとは・・・先日落札したAU−D707の音が実は余り気にいってなかったのだが、このCDPとの組み合わせたと低音も良く伸びるし高音がキンキンした感じも抑えられてマッチングが良い。今まで使って来たCDプレイヤーの経験ではプレイヤーによる音の差は結構有る。昔ポータブルのD−50とCLD9000を効き比べ、後者の低音のどっしりした音には感心したし、最近ではソニーのジャンクCDP2台も結構音が違った。改めてCDPによる音の違いを認識した次第。
分解。メイン基盤は一枚でトランスも1個。ピックアップベースも鉄板製。基盤は区分けされていて、DAC部とか電源部とか判りやすい。DACのICがシールドされているのは他には余り見られない。それと可変出力用モーターとボリュームが基盤後ろに付いている所が面白い。後は中級機の平均的な構成。特に高剛性のメカユニット等は使ってはいない様だ。現在、DAコンバーター搭載アンプ
ONKYO A-701XDと同軸デジタルで接続して聴いているが、この組み合わせだと何故か低音の迫力のあるクリアな音が気に入りメインで使用中。
ビッダーズオークションでゲット。SONY ESシリーズの普及機。機能的にも多機能で良くまとまっており、当時の戦略的機種だったのだろう。
1988年発売。定価59800円。
■消費電力;12W
■重量;6.2kg
■出力;アナログ2系統(固定/可変)、光&同軸デジタル。
ソニーCDP ESシリーズについて > http://isweb30.infoseek.co.jp/art/cdp101/esseries-main.html
【分解】
天板裏には鳴き止めの鉄板が張ってある。基盤は一枚でトランスも1個。電源部のコンデンサーが結構大型。DACはバーブラウン製の物を2個使用。メカユニットとトレイは結構がっしりしている。メカ部はリニアスケートメカで樹脂製ベースのマウント、トレイはガラス繊維を混ぜた樹脂製だったか?結構固そう。トレイが閉じる所にはゴムが張ってあり、外気を遮断している(音漏れ防止?)。残念ながらCD-RWは再生出来なかった。
【試聴】
ヘッドホン端子から聴き比べて見た分には、元気なPOPS系に合う音と感じた。音としてはKENWOODの方が落ち着いていて好みではあるが、動作が安定しており、機能も豊富なので予備機としてキープする事にする。