MP3 PLAYER / CREATIVE NOMAD MUVO



 仕事でUSBメモリーと言う物を使っている。これはUSBポートに差し込むだけでリムーバブルメディアと認識され、データがコピー出来て非常に使い勝手が良い。この製品はそのUSBメモリー機能に加えMP3の音楽ファイルを再生する機能が付いているオーディオプレイヤーだ。メモリー部とバッテリー部の2体構成でメモリー部を外してUSBに差込んで音楽ファイルをコピーして聴く。対応しているフォーマットはMP3(VBR可、32k〜256kbps)とWMA形式。電源は単四電池1本。

 オークションで6000円からの入札と単体のUSBメモリーと大差無い価格で、USBメモリーにも使えるし、MP3プレイヤーも欲しいなと思っていたので購入した。結局6200円位で落札出来たが、ウチの奥さんに見つかり、取り上げられてしまい、結局自分では余り使っていない。割と気に入って使っているようだ。(^^; 大きさは写真で判るように結構小さくて持ち運び易い。これがこの製品の一番のメリットであろう。

 さて、PCでの曲の作成と転送の方法だが、基本的にCDからのリッピングになる。ソフトウェアはMP3であれば「午後のこ〜だ」と「CD2WAV32」と言うフリーソフトを使用する。WMAと言う形式であればWMP9(ウインドウズ付属のメディアプレイヤー)でリッピングした後に、「デバイスへ転送」機能で転送する。転送する時はメモリー部分をUSBに差し込んでコピーするだけである。時間もそんなに掛からない。リッピングの時間が1曲で2〜30秒、転送に1〜2分位か。以前はMDとCDプレイヤーを繋いでリアルタイムで再生して録音していた事を思うと簡単になったナア…

 メモリー容量は128MBで、録音出来る曲数はビットレートにもよるが128KbpsのMP3形式で23,4曲位入れる事が出来る。ちなみに音楽再生に適した音質はMP3で128kbps、WMAで64kpbs以上と言われており、沢山曲の入るWMA形式の方が良さそうではあるが、電池持ちが悪くなると言うデメリットがあり実用的にはMP3を使った方が良い。
 機能は再生、停止、一時停止、スキップ、リピート、音量調整のみと必要最小限である。曲をフォルダ毎に整理は出来ないが、このくらいの曲数ならまあ、不要かなと。

 再生音質だが、特に不満の無い音質である。サイズから想像出来ないまともな音がします。ポータブルオーディオとして不満の無い音質で聞けると思う。ただイコライザー機能(バスブースト等)が無いのでここらへんはヘッドホンでカバーする必要がある。

<気に入っている所>
1.小型軽量。ストラップで洋服のボタンに引っかけて使っているが全く問題無い。
2.曲の転送が非常に簡単に出来る事。

<不満点>
1.リジュームが出来ない。電源を切ると、次の再生は又最初からになってしまう。一時停止で止めていても省電力機能でパワーオフになり、又頭から再生。この点が最大のネック(らしい。奥さん談)。新型では可能になっているらしいので、Firmwearで対応して欲しいものだが…
2.電池の持ちが悪い。単四電池1本でメーカー値だと10時間持つはずだが、WMAフォーマットで使用していると2時間位しか持たない感じ。WMAだと電池の持ちが悪いらしいが、それにしてもカタログ値と乖離し過ぎていないか?WMAフォーマットだとMP3の半分のファイルサイズで同等の音質と言われているし、WMPを使うとCDからの取り込みがラクなので本当は使いたいのだが。
追記…その後MP3を使う様にしたら、確かに電池の持ちが2倍以上持つ様になり、不満解消。デコードする際の消費電力がWMAの方が大きいのだろうか?このプレイヤーではMP3が必須ですな。
3.曲順がコピーした順番になる。

 不満もあるがこの位小型で、まともな音楽が聴けるのは大きなメリットです。
 ちなみにMP3プレイヤーについて調べてみたけど、海外製の物が主流で、日本製は著作権の関係か、曲の転送に専用ソフトが必要だったり不便な点が多い製品が多くて余りメジャーでは無い。それと256MB程度迄の半導体メモリーを使った小型タイプと1.5GB程度のMDプレイヤーサイズのマイクロHDD ドライブを使ったタイプ、20GB以上のHDDプレイヤー、CD-Rタイプと大体4つの製品群がある。例えば256MBのメモリープレイヤーと、1.5GBのHDDプレイヤーは値段的には殆ど変わらないので、どちらを選ぶかはユーザーニーズ次第(サイズか、容量か)となる様です。個人的には気に入ると同じアルバムをずっと聴くタイプなので小さい方が良いかな?と考えますが。気に入ったので3月末に上記の不満点を解消した新型 MUVO TXが出るので購入を予定しています。