LCD-42BHR

MITSUBISHI REAL LCD-42BHR300

・テレビ買い替えのきっかけ

　今使っているテレビが少し前から、電源を入れても画面が表示されない(音は出る）症状が出てきました。一回電源を消して、テレビを軽く叩いて再度電源を入れると直ると言う、ありがちな症状(^^;　インターネットで機種名と故障のキーワードで検索してみると、同様の症状が HITします。どうも組立時の不具合でバックライトのアースを取っているネジの締め付け不良があるらしく、修理を頼んだら裏蓋を開けてネジを締めただけだったとか。
　まあ、その程度なら直しても良いかなとも思ったんですが、今はエコポイント制度のお蔭でテレビがかなり安く、この制度があるうちに大きいテレビに買い替えようかなとも思ってたので、この機会に買い替える事にしました。今のテレビは家電リサイクルに出す事も考えましたが勿体ないのでジャンクでヤフオクで売りに出す事にしました。

・機種選定その１．

　で、楽しい機種選びの開始(^^;　ウチのSTBやブルーレイ、デジカメがパナ製なので、最初は同じパナでVIERAリンクの使えるVIERA限定で考えていました。ただ、調べてみるとパナのテレビは全般的に価格が高いし、他社のテレビともHDMIで繋げば基本的なリンクは動作する様なので、他社も含め検討する事にしました。

　事前知識として、パナの廉価機種で画面サイズと価格のトレンドを調べてみると左図の様になっている様です。これはエコポイントも1点＝1円で換算して含めてます。32インチで4万円、42インチでも7万円弱、で買えますね。安いですねぇ。今使っているテレビは32インチで12万円強でしたから、約1/3になっています。

　ウチの奥さんは最初「32インチで十分、それ以上はダメ！」と言っていたのですが、なんとか拝み倒して40インチクラスでもお許しが出ました。でも、条件として「DVDを簡単に見たいので一体型が良い」との事。調べてみるとブルーレイ一体式はシャープ、ブルーレイ＋HDD一体型は三菱が出してます（最近パナも出した様です）。

　シャープでブルーレイ内蔵で比較的安めの機種(LC-40DX2)があったので、一度はこれに決めかけました。内心イメージ的にシャープは嫌でしたが、まあ液晶ではトップメーカーなので…　で、ネットで注文してあとは振り込むだけだったんですが、ふとネットでこの機種の評判を調べてみるとかなり光学ドライブ絡みの故障が多い様でちょっと引いてしまい、この注文はキャンセルにしました。

・機種選定その２．

　シャープのブルーレイ一体型は故障が多い様なので、次に三菱のテレビで検討。三菱のはHDDも付いている分価格は高め。でも、こちらは結構評判が良い様です。まあシャープに比べ売れていないから絶対数の問題かなと言う気もしますが…　ただ三菱のAV機器には自分的には悪いイメージが無いです。ビデオは良い機種が多かったし、やはり画作りするのは人なので昔から実績のあるメーカーが信頼出来るかと。それに比べシャープはクソでしたからね…　それとPC用の液晶モニターでは昔から有名ですね。　

　スピーカーにはDIATONEのロゴが付いていて、多少期待出来ます。ノートPCに良く付いているALTECとかJBLとかのロゴと同じイメージ戦略ぽいですが(^^;　それとなんと言う事でしょう！HDDにはi-Link(TS入力）が付いているでは無いですか！（ビフォーアフター風）　CATVのパナのSTBと接続してHD 画質でダビングしてブルーレイに焼く事が出来ます。一般のレコーダーでもi-LINK対応はパナ位しか無いので、これはマニアックな仕様です。問題無く使えれば、ダビングとBDを焼くだけに使っているDIGAを処分する事が出来ます。
　と言うわけで、三菱のREAL を次の候補にする事にしました。

　三菱の一体型は今年の春に出たBHR300と7月に出たBHR400が有ります。新型になって、42インチから40インチに小さ目に、パネルが艶消しから艶有りのLEDダイヤモンドパネルに、HDD容量が320→500GBにアップ、等の変更点があり、新型の方が画質やレスポンスの点で評判が良い様です。ネットで価格を調べてみると最近切り替わったので、どちらも市場には潤沢にあり、価格差は2万円位の様です。う～ん、これなら新型の方が良いかな？と思いました。

・現物確認

　新型のビックカメラ.COMの価格がビックのポイントも考慮すると、ネットの最安値＋α程度でしたので、現物を見て交渉次第では購入するつもりで、会社を早引けして通勤経路にあるビックカメラＦ駅前店に寄ってみました(^^;

　売り場はパナVIERA、ソニー、シャープAQUOS、東芝が大部分で、三菱のテレビを探すのに苦労しました。LCD-40BHR400を発見しましたが、価格がネットのビックカメラ.COMの価格より4万円も高い！これでは値引き交渉をする気にもなりません。購入する気合いで来たのですが、一挙にヒートダウンです(--;　ビックカメラとは言えど田舎の店は駄目ですかねぇ。

　店頭では良し悪しは良く判りませんでしたが、フレームやパネルが艶有りなので映り込みが気になりました。艶有はぱっと見は良いしPCの艶有り画面でも一見画像が綺麗に見えるんですけど、使っていると映り込みが気になるので、艶消しタイプの方が良いかなあ…　と言う事で、艶消し画面のBHR300を候補としました。

三菱 REAL LCD-42BHR300　メーカーHP
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/ctv/product/series/bhr300/42bhr300.html
三菱 REAL LCD-42BHR300 ～ BDレコーダーを搭載した、ファミリーユースに最適な一台
http://allabout.co.jp/gm/review/45646/
三菱液晶テレビREAL LCD-42BHR300で遊んできました
http://kadenget.blog107.fc2.com/blog-entry-103.html

・購入先

　ネットで検索して価格、保証費用、評判等天秤に掛けて数店を候補として選択、その中の第一候補に購入にあたっての支払や初期不具合の対応等の不明点を問い合わせをしておりました。で、翌日朝に回答が来ていて疑問も解消し、「さあ注文しよう！」としたところ、なんと昨日より価格が上がっているではないですか！
　「そりゃないじゃん」と思いつつ再度メールをして昨日の価格で売ってくれないかと値下げ交渉をしてみたところ、週末に価格を更に下げるのでその時に注文して下さいと回答がありました。聞いてみるもんです。週末になり、確かに価格が下がりましたので、早速注文しました。注文したのは下記のショップです。購入価格は\116500＋5年保障5%で、エコポイント23000点 = \23000と換算すると10万円弱となります。

　トシボーグループ　デジホソネット店
　http://dejihoso.ocnk.net/

（以上、9/18）

・到着

　到着しました。流石に42インチは箱がデカいですが、なんとか一人で持てます。最近のテレビにはコード類の付属品が無いんですかね。リモコン以外の付属品は有りませんでした。CATVのSTB、TZ-DCH2800とLCD-42BHR42の接続で2点ハマりました。

TZ-DCH2800との接続時の注意点

１．HDMI接続でCATVのHV以外のCHにすると”入力が有りません”と表示されて何も映らない。
　焦って三菱の相談受付に電話しましたが、結局TZ-DCH2800側の出力解像度設定が[1080i/D3]だったのを、[1080i固定]に変更して解決しました。 [1080i/D3]だとSD画質は480iか480pで出力される為、テレビ側で対応せず表示出来なかった様です。[1080i]固定にするとSD画質でも1080iに解像度変更する為、表示出来ました。

２．i-LINK接続でTZ-DCH2800側の設定でテレビのSTATUSが[不明]と表示され、設定を消す事も出来ず焦りました。結局一度ケーブルを抜いてから設定を消して、再度ケーブルを差し込むと正常に認識出来ました。
　STBから[D-VHS]として認識され、ダビングやSTBから録画先として指定して録画に成功しました。録画した番組は分割、部分削除等の編集をして、ブルーレイに焼く事が可能です。i-LINKでのダビングは等倍で、その間は他のテレビ番組を見る事は可能です。今までHV番組のダビングとブルーレイに焼く為だけにDIGAを持っていましたが、これで売る事が出来ます。

側面（操作ボタン / SD / BCAS / USB / HDMI等） USBはデジカメ、AVCREC対応。背面（HDMI*2, i-LINK, LAN, 光音声等）

スタンド部にブルーレイドライブ。開閉・停止・再生ボタン有。画面とドライブは一体でオートターンする。

リモコン。上側がテレビ、下側がビデオ関係。上側の赤いボタンが番組表、下側の青いボタンが再生中央が十字キー。

上下の上蓋を開けたところ。良く使う入力切替、メニュー、サブメニューボタンを上蓋に、オートターン、サラウンド、おすすめ音量は内側にあった方が良い。

音声設定と画質設定。特に画質設定は設定項目が多い。プロ調整なんか、殆どレタッチソフトのレベル。

使用してみての感想

このテレビ、D端子が無い。HDMIは３つ有る。D端子出力しか無い接続機器を持っている場合は注意しないといけません。
やっぱりブルーレイ内蔵は便利。ディスクを入れると即再生出来る。又ベース台に開閉・停止・再生ボタンが付いているのも便利。
薄枠なので、42インチの割には圧迫感が無い。32インチからの買い替えだが、42インチの画面サイズにもすぐ慣れました…
画質は十分綺麗です。映り込みも無く、やはりノングレア処理されている方が良いです。SD画質は前のテレビに比べるとややぼやけた感じ。1080iに変換しているのが影響があるかも。でもすぐ慣れました。どちらかと言うと解像感より色合いや階調を重視したブラウン管っぽい画質かもしれません。
一体型で機能が多いので、リモコンは上下で上蓋が開きます。ただ、メニュー、サブメニューボタンは上蓋の方にあった方が良いですね。新型では改良されている様ですが。
音質や画質の調整項目が非常に多いです。やる気になればかなり追い込める感じ。そのうちやってみようかな。
音質はまあフツウですが、前のテレビに対して低音が良く出ている感じ。「おすすめ音量」はいきなりCMで音が大きくなる等を防ぎます。テレビを見る時は「おすすめ音量」と「声ハッキリ」をONにするのがお勧め。あと「重低音」を弱か中位にすると良いかな。
　オートターン機能は面白いですが、ウチでは一回決めたらそんなに動かさないと思うので、リモコンの良い場所を使ってるのは勿体無いかとも。
電源連動等のHDMIリンクは効かない様です。あとi-LINK経由で録画する時の為に、高速起動モードが推奨されているのですが、待機電力が少し上がってしまいます。試しに高速起動オフでi-LINK経由で録画を試してみたら、普通に録画出来ますね…　高速起動はオフでも良いかもしれません。
Panasonic のデジカメ、DMC-TZ7で撮影したSDカードをSDカードスロットに入れると、静止画像がHD画質で見れます。そしてAVCREC Liteで撮影したHD動画も、一度HDDにダビングした後で再生出来ます。これは凄い！PanasonicとSONY以外でこの動画を再生出来るのってなかなか無いのでは？結構綺麗に見れます。こりゃビデオカメラは不要ですな…
細かい機能が行き届いている。明るさセンサーで、部屋の明かりを切るとテレビの電源が消えたり、無信号になると消える省エネ機能、市販のソフトを見る時のデフォルトの音声（日本語、英語）、字幕有無を設定出来る再生設定等。部屋の明かりを消すと本当にテレビも切れます。ちょっと完動しました。(^^;
不具合情報ですが、時々電源を切ってもバックライトが切れていない様なボヤッと明るいままになる事があります。再度電源を入切すると消えます。その際画面にノイズが乗る場合が有ります。何回も出る様なら修理依頼するかな…

　以上、HDMIとi-LINK接続設定でちょっとハマりましたが、全体的にはとても満足です。42インチでブルーレイ&HDD内蔵で 10万円以下とは良い時代になりました。特にCATVのSTBを使っている人にはお勧めかと思いますが、今はSTBにブルーレイを内蔵した機種もあるので、そちらでも良いかもです。ただ、今回ハマった様にHDMIやi-LINKの接続は、今までの様にアンテナやアナログケーブルの接続に比べると設定や相性が複雑ですので、こういうところが素人にももっと簡単になると良いですね。知らない人が今回の様なトラブルに遭遇したら、困っちゃうと思います。

（以上、9/26）