【DENON スピーカー SC−R05】

【購入動機】
以前から自作スピーカーのエッジ(ウレタン)ボロボロになってきており、修理したいと思っていた。厳密に言うとオリジナルと同じエッジじゃないと音が変わる可能性があるがリーズナブルなセーム皮を使った修理を行ってみた。今回その練習も兼ねてオークションでエッジ修理要のスピーカーを100円で落札した。

【最初の状態】

DENONのSC−R05と言うミニスピーカ。見ての通りエッジはボロボロ。

【表のパネルを外したところ】

表のパネルは木に見えるがプラスチックだった。しかも2WAYに見えるがダミーだった(^^; ツイーター・アッテネーターに見えた切り替えスイッチは単に抵抗の切り替えSWだった。何に使うものなのか・・・?

【ボロボロのエッジを綺麗にしたところ】

エッジは既にネチャネチャの状態になって溶けている。
まずエッジのパッキン(外側の丸い紙パッキン)を外しPKGをスクレーパー(カッターで可)で取り去る。次にコーン紙の裏のエッジ接着部を丁寧に取り去る。この時ムリな力を掛けてコーン紙を傷めない様にする。最後にシンナー(今回はアルコール)で汚れを取る。既にPKGはベトベトなので思ったより簡単に取れますが、かなり汚れるので新聞の上などで作業した方が良いです。

【セーム皮のエッジを張り付け完成!】

外してあるエッジのPKGを型紙にして丸くセーム皮を切り取る。次にコーン紙より若干小さい(接着しろ分)径で中央を切り取る。ゴム系接着剤(コニシクリアG等。透明なのが良い)をフレームのエッジ接着部に塗り張り付け。次にエッジをコーン紙の下に落とし、ヘラ等でコーン紙裏に接着剤を塗ってからエッジを張り付ける。セーム皮は柔らかいので通常のエッジの様にたるみは不要。あとでシワになるのでたるまない様に張る。セーム皮の厚さは左右SPで均等にしないとコーン紙の動きが違ってしまうので注意。

【視聴!】
小さい割には良く鳴ると思います。低音も結構出ます。オリジナルを聴いた事が無いので元の音とは比較出来ませんが・・・ただまあ、BGM用スピーカーですね。置く場所が無いので売却しました。結構高く売れました。(^^; これに味を占めて2台目の修理をもくろんでいます。